8月1日12:50:00
こんにちは。司法書士の阿部です。
今回は「任意後見」を記事にしたいと思います。
以前のブログにも記事にしましたが、成年後見は、認知症等により判断能力が乏しくなった高齢者等本人に代わって財産管理と身上看護を行うものです。
成年後見制度は2つに大別することができます。
「法定後見」と「任意後見」です。
法定後見は、認知症等により判断能力が乏しくなった高齢者等本人のために、家庭裁判所に後見開始の申立を行い、本人に代わって財産管理と身上看護を行うもの。
これに対し、任意後見は、将来認知症等により判断能力が乏しくなったときのために、あらかじめ後見人(予定者)と契約で定めておくもの。
いわば、将来の備えです。
任意後見は、「契約」ですから、その内容や方針等の希望を強く反映させることが可能です。
また、任意後見契約に付随して、入院等の事情で本人による財産管理が難しい状態となったときのために、財産管理の代理契約を結ぶことも可能です。
いま私は、任意後見・財産管理の依頼を受け、契約に向けて本人及びその親族の方との面談を重ねています。
本人や本人に対する親族の気持ちを聞いていると、重ね重ね思うことがあります。
信頼関係の大切さです。
専門家とはいえ、第三者を後見人・財産管理代理人にするわけですから、信頼がないと実現しないことは言うまでもありません。
後見人・代理人になる私としても、中途半端な気持ちではできません。
現在入院している本人は、民間有料介護施設への入所を希望されています。
私が本人の立場だったら、狭い病室を抜け出して自分が好む施設に早く入所したい。
本人のために、早くいい施設を見つけてあげて、入所させてあげたい。
そんな気持ちを抱くようになりました。
本人のために力になりたいと素直に思えなければ、任意後見の業務は実現しないんじゃないかなと、感じています。
任意後見について本人に説明しているときに、「こんな大変な仕事、私だったら出来ない」なんて言ってましたが、「仕事」という意識や気持ちはどこか超越している気もするのです。
もちろん、仕事としての意識と責任を持って従事することは大事ですが。
今日、施設紹介業者から何箇所かの施設のパンフレットが届きました。
本人に持っていってあげたら喜んでくれるんじゃないかと思うと、私も嬉しく、早く持っていってあげたいです。
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