[ テーマ: 日記・雑感 ]
7月6日08:48:00
税理士の笹岡です。
100年に一度の大不況といわれていますが、
「中小企業はどうあがいてもダメなのですか?」
と、よく質問をされます。
「そんなことはありません。」と、かならずこたえています。
確かに今回の世界的同時不況は、
過去に例のないことかもしれませんね。
でも、よく考えてみますと、
日本の国内市場にはほかの国にはない「豊かさ」
に支えられていると思うのですね。
不況期には消費者の行動が変動しますが、
買い物そのものがなくなってはいないのです。
消費者の選択がどこに変化したのかを
「深堀りできる立場」にいるのが、
消費者に密着している中小企業であるといえます。
巨体をもてあます大企業よりも確実に有利になります。
とはいえ、目下のところ資金繰りに困っている企業が多いのは現実です。
今年に入ってから区の「緊急融資」の申込が
大変混み合っていて、特に新規では審査のための面談に
1ヵ月以上要してしまう現状にぶつかっています。
これでは、助かりたいのに時期を逃し、
思わぬ苦しみを味わってしまうのです。
かならず二番手の対策を事前に取っておくこと、
この重要さを感じました。
金融機関の融資にあたり、「決算書」の見方
が重要になってきます。
損益計算書では、営業成績が一目でわかるわけですが、
それ以上に
貸借対照表の確認が必要です。
特に負債・資本の部の自己資本が重要となります。
株主からの資本金と日々の利益の中から会社に留保された
利益で構成されるいわゆる、
「会社の体力」「担税力(税金を払える力)」「信用力」
が表されています。
会社の利益が赤字だと当然自己資本比率は低下しますが、
例えば経営が順調であっても債務が多ければやはり低下します。
自己資本比率を高めようとしても、なかなか増資できない、
資産を売却して債務を返済しようとしても処分する資産がない、
となると会社を黒字にしていくことに絞られてきます。
かつては不動産担保が重要視され、
自己資本比率はあまり重要視されていませんでしたが、
状況は一変しています。
まずは、過去に遡って自己資本比率の推移を確認すること、
そして
黒字に近づけるよう、
目標売上の確保、変動費率、役員給与をはじめとする
費用の見直しをしていくことの大切さをお話ししています。
赤字だから決算書見たくないよ~と、
おっしゃる社長さんの気持ちは
わかるのですが、まずは経営者の「元気」「発想」「分析」でこの
状況を突破してもらいたく、毎日会社訪問しています。
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